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無駄飯
「無駄飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
無駄飯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新世帯」より 著者:徳田秋声
。きっとやって見せる。転んでもただは起きねえ。けど、お前はどうだ。お前は三度三度
無駄飯を食って、毎日毎日モゾクサしてるばかしじゃねえか。だから俺は働くにも張合い....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
個独立の生計を営む日本国民だぞ。聊かの功績を云い立てにして栄位、栄爵を頂戴して、
無駄飯を喰うのを光栄としているような国家的厄介者とは段式が違うんだぞ。日露戦争の....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
のだから、そう早く戻ってくるわけはない。
といって。
いつまでも他人のうちに
無駄飯《むだめし》を食べていることもできず、おまけにおしんが、お艶と富五郎の仲を....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
ですぜ。失礼ながら、ぎりぎりの路銀しかお持ちじゃねえ。万一、水当りで五日、七日、
無駄飯でも食ったら、一体何うなさる。この財布を、お持ちになるよりは、もっと、辛い....
「好日」より 著者:三好十郎
知れない。……書けないかも知れない。……その間、一所懸命にやるから、済まんけど、
無駄飯を食べさせて置いてくれ。……生かして置いてくれ。……大げさな言い方をするよ....
「春心」より 著者:田中貢太郎
しゃるのだよ」 「そう、心配になるでしょうよ」 「なに、毎日細君に稼がして、家で
無駄飯を喫ってはすまないから、かわりにでも往ってくれるだろうよ」 「それじゃ、往....