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「然うした〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

然うしたの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
しく掛合ってもあの子が心配をするから、其処《そこ》は旨く話合いにして百両取るよ、然うしたら私《わっち》は質から出したい着物がある、そうなるとお前さんに芝居を奢り....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
ア分んねえ、咎も報いも無えものを殿様が手出しいして、槍で突殺すと云うだから、敵が然うしたら斯うだと仕方話いしてお目に掛けたゞ、敵なら捻り殺すだが、仕方話で、ちょ....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
長「銭は随分取りますが、持っている事が出来ない性分ですから」 助「職人衆は皆な然うしたものだが、親方は何が道楽だね」 長「何も道楽というものあないんですが、....
職業の苦痛」より 著者:若杉鳥子
た父母の涙をも、唯々自らの個性を葬る圧迫とのみ思いました。 自由とか解放とか、然うした世界に憧憬して、煙のような夢の如な天地を想見して、遂に温かい父母の膝下を....
死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
窮の生活をつづけていて、弟子と云っては実に自分一人だ。其処が併し偉い点だ。わざと然うした運命に身を潜めたのかも知れないのだが、何んにしても其恩には、充分報じなけ....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
か千石にもお成りなさるに相違有りませんから、私も大した御扶持が戴けましょうから、然うしたらお母さんを斯んな処には置きません、直に屋敷へ引取って柔らかい着物を着せ....