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「然りと雖も〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

然りと雖もの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
永楽と争わしむ。女仙外史の奇、其の奇を求めずして而しておのずから然るあらんのみ。然りと雖も予猶謂えらく、逸田叟の脚色は仮にして後|纔に奇なり、造物|爺々の施為は....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
必しも話の筋を作為するものにあらず、作話者必しも話術家にあらざるなり。夫れ然り、然りと雖も話術家にして巧に話の筋を作為し、自ら之を演ぜんか、是れ素より上乗なる者....
不審庵」より 著者:太宰治
舞踏などさまざまの趣向をこらすは、これ万物の霊長たる所以と愚案じ申次第に御座候。然りと雖も相互に於ける身分の貴賤、貧富の隔壁を超越仕り真に朋友としての交誼を親密....