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焼き栗
「焼き栗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼き栗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「どんぐり」より 著者:寺田寅彦
日へ出かけた。十時過ぎに帰って来て、袂《たもと》からおみやげの金鍔《きんつば》と
焼き栗《ぐり》を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて、便所へはいっ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ちを屋敷に招んだと思わっせれ。そこが、お前さま、福島の山村様だ。これが木曾名物の
焼き栗だと言って、生の栗を火鉢の灰の中にくべて、ぽんぽんはねるやつをわざと鏃でか....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
7 けえいんてす! い・ぼうあす! これは「HOT・A・GOOD!」で
焼き栗屋の売り声だが、そこで、朝のりすぼん港の日課的大合唱は―― お! かしゅう....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
少し珍しい伝説の例を挙げて置きましょう。石芋、食わず梨とちょうど反対の話に、煮栗
焼き栗というのが方々の土地にあります。これも今では弘法大師の力で、一旦煮たり焼い....