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焼き
「焼き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼きの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
ふと背むしを見つめる。が、背むしはふり返りもしない。のみならず懐《ふところ》から
焼き芋を出し、がつがつしているように食いはじめる。
64
....
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
ら、汗もふかずに、炎天の大路《おおじ》を南へ下って来る。その馬の影が、黒く地面に
焼きついた上を、燕《つばくら》が一羽、ひらり羽根を光らせて、すじかいに、空《そら....
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
ね》の前に腰を据《す》えて、しきりに水をかぶっている坊主頭、竹の手桶《ておけ》と
焼き物の金魚とで、余念なく遊んでいる虻蜂蜻蛉《あぶはちとんぼ》、――狭い流しには....
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
先生の御察しにまかせるほかはございません。私は独り生き残りました。ほとんど町中を
焼きつくした火と煙とに追われながら、小山のように路を塞《ふさ》いだ家々の屋根の間....
「影」より 著者:芥川竜之介
えられない事には、今度はその何物かの眼が、窓を後にした房子の顔へ、まともに視線を
焼きつけている。
房子は全身の戦慄《せんりつ》と闘いながら、手近の壁へ手をのば....
「河童」より 著者:芥川竜之介
ブルを見守っていました。それからしばらくしてこう答えました。
「あすこにある玉子
焼きはなんと言っても、恋愛などよりも衛生的だからね。」
六
実際また河童の....
「彼」より 著者:芥川竜之介
悲しさよりもむしろはかなさを感じた。
「なおまた故人の所持したる書籍は遺骸と共に
焼き棄て候えども、万一貴下より御貸与《ごたいよ》の書籍もその中《うち》にまじり居....
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
も言っているんだが………」
「それは斬罪があるからだけさ。脳味噌《のうみそ》の黒
焼きなどは日本でも嚥《の》んでいる。」
「まさか。」
「いや、まさかじゃない。僕....
「尼提」より 著者:芥川竜之介
法《ぶっぽう》の貴賤を分たぬのはたとえば猛火《みょうか》の大小|好悪《こうお》を
焼き尽してしまうのと変りはない。……」
それから、――それから如来の偈《げ》を....
「おぎん」より 著者:芥川竜之介
。そこで代官は一月ばかり、土の牢に彼等を入れて置いた後《のち》、とうとう三人とも
焼き殺す事にした。(実を云えばこの代官も、世間一般の人々のように、一国の安危に関....
「お律と子等と」より 著者:芥川竜之介
「ちっとは楽になったと見えるねえ。」
叔母は母の懐炉《かいろ》に入れる懐炉灰を
焼きつけていた。
「四時までは苦しかったようですがね。」
そこへ松が台所から、....
「寒さ」より 著者:芥川竜之介
て》にどろりと赤いもののたまっている光景ははっと思う瞬間に、鮮《あざや》かに心へ
焼きついてしまった。のみならずその血は線路の上から薄うすと水蒸気さえ昇《のぼ》ら....
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
良部鰻《えらぶうなぎ》じゃ。あの皿にある白地鳥《しろちどり》、――そうそう、あの
焼き肉じゃ。――それも都《みやこ》などでは見た事もあるまい。白地鳥と云う物は、背....
「アグニの神」より 著者:芥川竜之介
。すると、その五味が皆火花になって、眼といわず、口といわず、ばらばらと遠藤の顔へ
焼きつくのです。 遠藤はとうとうたまり兼ねて、火花の旋風に追われながら、転げる....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
、冬の夜ながを年老いたオランダ人の女房連とすごし、彼女たちが炉ばたで糸をつむぎ、
焼き林檎が炉にならんでぷつぷつ音を立てているとき、そのふしぎな物語に聞きいること....