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焼け残る
「焼け残る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼け残るの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「斜陽」より 著者:太宰治
けず、胸の奥に蔵して死んだならば、僕のからだが火葬にされても、胸の裏だけが生臭く
焼け残るような気がして、不安でたまらないので、姉さんにだけ、遠まわしに、ぼんやり....
「火星兵団」より 著者:海野十三
方だ。しかし、たとえ焼夷弾が燃出したとしても、そこから少し離れた所にあるものは、
焼け残るはずだし、ことに、骨が一本残らず燃えてしまって、灰も残っていないというの....