焼け爛れる[語句情報] » 焼け爛れる

「焼け爛れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

焼け爛れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
も、だくっだくっだくっ……どきどきどき……と、心臓が破れそうになりながら続いた。焼け爛れるような痛みと悩みとをその心臓に感じながら、紀久子はじっと部屋の中を見回....
猫捨坂」より 著者:豊島与志雄
はあるまい。病苦の中にある母に向っても、看病疲れの姉に向っても、あのタンクの中に焼け爛れる死骸に向っても、それは言ってるのであろう。世の中に向って、世界中に向っ....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
当の理屈は師冬の方にあるので、ややもすれば言い負かされそうになる師直は、骨も魂も焼け爛れるばかりの憤怒に眼が眩んで、しまいには我が子を勘当するとも言った。父の館....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
暴力、所有慾、茲にしてまた引っ裂かれる女性の犠牲死体が、じりじりと日光と砂熱とに焼け爛れるのだ。 飛ぶ、飛ぶ、 飛ぶ、 ロッペン鳥。 や、や、処....