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「焼杉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

焼杉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三月の第四日曜」より 著者:宮本百合子
思うと、 「ちょいと、すまないけど、これもついでにザブザブとやっといて下さいな」焼杉の水穿きをつっかけて、自分の水色格子の、割烹着をもって来た。 「ここへおきま....
夜の若葉」より 著者:宮本百合子
映る有様であった。 このごろはガソリンがなくて、その路の上も閑静となっている。焼杉のサンダル下駄を無雑作に素足の先につっかけて、着古した水色の薄毛の服に小さい....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
が、今では阿魔《あま》め、おれの行くのを待遠しがっていやがる、そうなってみると、焼杉《やきすぎ》の下駄の一足も買ってやらなきゃあ冥利《みょうり》が悪いから、いく....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
に特色がある上に、紺糸で綺麗に草を編むので、品のある品であります。それに柄は多く焼杉を用いますので、どんな座敷で用いても悦ばれるでありましょう。 近くの笹野は....