焼畑[語句情報] » 焼畑

「焼畑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

焼畑の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
い男です。この両人は別に怪しいものではない、このあたりの山里に住んで、木も伐れば焼畑《やきばた》も作るという人たちであります。 これらの人は、この妙見の社を市....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
い釣橋が一直線に見える。椏や山桐や桑や、人の植えた木が道に沿うてチラホラ見える。焼畑には哀れな粟や豆が作られてある、村人が三三五五それらの穀物を刈っている。豆が....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
占ともと一つであったらしい。 九州南部の山村たとえば宮崎県の椎葉村等では、山で焼畑を開いた際に、周囲の木を伐って垣のように立てまわすのをキリカジメ、またはキリ....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
東京のまわりの山々から、西は九州の南のはしまで、いたるところに自然と生えていて、焼畑を止めるとまっさきに芽を吹くのは茶の木であった。ただ隣邦のようにこの葉を煎じ....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
う所にかかる。同じ様な山裾の平地で、檜の苗が植えてある。上の方の高みに荒れ果てた焼畑の跡らしい四角な段も幾つか見えた。対岸は此処よりも広い杉の植林地で、もう立派....