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焼痕
「焼痕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼痕の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
燭の形をしたものが残っていて、そのまま燃え終った証拠じゃないか。そして厭が応でも
焼痕が残らなければならないのだ。」 熊城は真蒼になって唇を慄わせたが、 「する....
「アンゴウ」より 著者:坂口安吾
おり、父に焼跡を見てもらったが、何一つ手がゝりはなかったそうだ。 タカ子の顔の
焼痕は注意して眺めなければ認めることができないほど昔のまゝに治っていたが、両眼の....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
びに行たとお吉帰らば云うておけ、と草履つっかけ出合いがしら、胡麻竹の杖とぼとぼと
焼痕のある提灯片手、老いの歩みの見る目笑止にへの字なりして此方へ来る婆。おお清の....