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焼立て
「焼立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
に気を奪われた形である。盛政、徳山五兵衛尉を呼んで、長篠合戦の時、鳶巣山の附城を
焼立てた故智に習うべしと命じた。徳山即ち神部兵大夫に一千騎を添えて、敵の背後の方....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
また境内に、おでん屋、てんぷら屋、煎豆屋、とかっかっぐらぐらと、煮立て、蒸立て、
焼立てて、それが天火に曝されているんだからね――びっしょり汗になったのが、お庇で....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ひ其儘捨て置かば、組合の者共一々烈風の折柄《をりから》天火を以て降らし、風上より
焼立て申すべく、其節に至り隣町の者共、火災差起り難渋に之れ有るべく候間、前記会所....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
、ひとりはオレンジの果物盃《カップ》や、ジャムの壺や、生クリームや、コォフィや、
焼立てのプチ・パンなどを載せた盆を持ってはいってくる。朝食膳の脚を起し、サト子の....