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焼色
「焼色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
焼色の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
に限られていたからであった。 所が三月十四日のこと、前夜の濃霧の名残りで、まだ
焼色の靄が上空を漂うている正午頃に、その橋を、実に憂欝な顔をして法水麟太郎が渡っ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
その言葉の終らないうちに、彼の見廻している谷間の岩も水も雪崩の草も、いちめんに夕
焼色にぱっと明るく染まった。 「――あっ?」 「――おやっ?」 賊は皆、顎を空....