煤埃[語句情報] »
煤埃
「煤埃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
煤埃の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
てもらい、肥車の上荷にして持て来てもろうて、無理やりにはめた。次の六畳の天井は、
煤埃にまみれた古葭簀で、腐れ屋根から雨が漏ると、黄ろい雫がぼて/\畳に落ちた。屋....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
し場があるきりで、押入も敷物もついてなかった。勾配のひどく急な茅屋根の天井裏には
煤埃りが真黒く下って、柱も梁も敷板も、鉄かとも思われるほど煤けている。上塗りのし....