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煩悩即菩提
「煩悩即菩提〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
煩悩即菩提の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道祖問答」より 著者:芥川竜之介
すましているようである。
「よう聞けよ。生死即涅槃《しょうじそくねはん》と云い、
煩悩即菩提《ぼんのうそくぼだい》と云うは、悉く己《おの》が身の仏性《ぶっしょう》....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ふ。
かくの如きの物語、六道の巷を娑婆にあらはし、業報の理趣を眼前に転ず。聞く
煩悩即菩提、六塵即浄土と、呉家祖先の冥福、末代正等正覚の結縁まことに涯あるべから....
「「沈黙」の話」より 著者:豊島与志雄
はその前に、足を組み腕を組んで、不動の祈願のうちに、じっと娘の姿を凝視している。
煩悩即菩提の所業である。 昼間は薄明、夜間は暗黒、月の夜は蒼白い微光がさす。そ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
善用して行き、立派に役立てて進んで行くという人生の大道です。 仏教の言葉で、「
煩悩即菩提」(迷いや欲の本性は取りも直さず悟りのもと)と言ったり、「凡聖|不二」....