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「煮付け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

煮付けの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田舎教師」より 著者:田山花袋
なからず飢を覚えていたのである。 その日の晩餐は寺で調理してくれた。里芋と筍の煮付け、汁には、たけたウドが入れられてあった。主僧は自分の分もここに持って来させ....
神楽坂」より 著者:矢田津世子
大根の尻っぽだの出し昆布の出殻をつまみあげられては、 「勿体ないことをしくさる。煮付けておけば立派なお菜になるぜ」などと叱言を云われる位がつらいだけで、常は、孤....
食道楽」より 著者:村井弦斎
混ぜて炊きます。 第三十一 貝の柱飯 は貝の柱と三ツ葉の刻んだのを醤油や味淋で煮付けて玉子でとじてそれを炊きたての御飯へ混ぜたものです。 第三十二 鯛《たい....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
見せたことのない見事なもの、まながつおという一級品だそうである。さっそく刺し身と煮付けにして、たらふく食べた。久しぶりの珍味だった。私の五体にも力が出るだろう。....
西園寺公の食道楽」より 著者:北大路魯山人
椒焼きと言うのであって、山椒の粉末の入った醤油で付け焼きにすることを言うのだが、煮付けて食う場合は、俗に言うあら煮という調理になる。また、たいかぶらと言って、た....