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熊沢蕃山
「熊沢蕃山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熊沢蕃山の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カズイスチカ」より 著者:森鴎外
ように思って、それは老人だからだ、老人のつまらないのは当然だと思った。そのうち、
熊沢蕃山《くまざわばんざん》の書いたものを読んでいると、志を得て天下国家を事とす....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
の結果四人を目付けました。第一が他ならぬご貴殿でござる。第二が山鹿素行殿、第三が
熊沢蕃山殿、第四が保科正之侯。……で、湖畔で貴殿に会いその人物を験めそうものと、....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
かしの立派なる教育家|貝原益軒《かいばらえきけん》、中江藤樹《なかえとうじゅ》、
熊沢蕃山《くまざわばんざん》等はみな塾《じゅく》を開いたことはあるが、今日のごと....
「備前天一坊」より 著者:江見水蔭
の格。将軍家に取っては甚だ煙ッたい人。夙に聖賢の道に志ざし、常に文武の教に励み、
熊沢蕃山その他を顧問にして、藩政の改革に努め、淫祠を毀ち、学黌を設け、領内にて遊....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
は当方へも新年に投稿|可致旨申来候。然し何も遣すべきものも無之候。近頃井上通泰、
熊沢蕃山の伝を校正上本せしを見るに、蕃山の詞に、敬義を以てする時は髪を梳り手を洗....
「贋物」より 著者:葛西善蔵
るため二階へ案内した。 周文、崋山、蕭伯、直入、木庵、蹄斎、雅邦、寛畝、玉章、
熊沢蕃山の手紙を仕立てたもの、団十郎の書といったものまであった。都合十七点あった....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
のである。同じ書は『心学五倫書』という題名のもとに無署名で刊行されていた。初めは
熊沢蕃山が書いたと噂されていたが、蕃山自身はそれを否定し、古くからあったと言って....