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「熊祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

熊祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
石狩川」より 著者:本庄陸男
ッチの、むささびのような面構《つらがま》えであった。 それはモクチャランケ宅の熊祭りであった。双方の官吏はおのおの一人の従者を連れて巡視かたがた見物していた。....
香熊」より 著者:佐藤垢石
。そして神を祭ったあとで熊の肉を煮て食う。これは、神へのお思し召しに添うものだ。熊祭りのときに、アイヌは神前に一瓶の酒を供える。神は人間を敬う心を褒賞して、やが....
奥羽地方のシシ踊りと鹿供養」より 著者:喜田貞吉
至ってなお鹿頭時代の旧態を保存しているのである。 北海道のアイヌは今もしばしば熊祭という事を行っている。熊の幼児を捕獲してこれを飼育し、二歳位に達したならば、....
えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
を訪ねてどうすればいいかと相談した.長老はまあ俺にまかせておけといって,さっそく熊祭の支度にかかり,まずウエニナウといって悪魔払いに使う特別の木幣を六本作った.....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
更にオホーツク海を南下して北海道の稚内で一同と別れた。そうしてまた旭川でアイヌの熊祭を観、札幌に淹留し、函館より海を越えて当別のトラピスト修道院を訪ねた。ただこ....
言語と文化史」より 著者:知里真志保
イヌの生活を見つめていると、いつもその奥にちらつくのは海の民族の幻影であります。熊祭のような山間の行事の中に在ってさえも、かつては海の民であった彼等の面影がうか....
アイヌ宗教成立の史的背景」より 著者:知里真志保
がらに示しているものと考えられるものであります。 アイヌ民族の最大の祭典である熊祭に於ても、古くはそのような仮装舞踊劇が行われたことについては、その際の詞章で....