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熊胆
「熊胆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熊胆の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
た薬商に聞いたは、虎皮上で竜虎采戦の秘戯をすると二人とも精神|茫空《ぼうくう》す
熊胆を服めば本復すと。どうも啌《うそ》らしいから自分|試《ため》して実否を験せん....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ることしばし、 「あ、忘れた」 と馬上で叫び出し、 「あの獣皮屋《けがわや》へ、
熊胆《くまのい》のいいところを一くくりあつらえて、昨夜《ゆうべ》のうちに代金まで....
「山の人生」より 著者:柳田国男
マタギは冬分は山に入って、雪の中を幾日となく旅行し、熊を捕ればその肉を食い、皮と
熊胆を附近の里へ持って出て、穀物に交易してまた山の小屋へ還る。時には峰づたいに上....