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熊送
「熊送〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熊送の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
舎がある。屋後には熊の髑髏の白くなったのや、まだ比較的|生しいのを突き刺した棹、
熊送りに用うるアイヌの幣束イナホなどが十数本、立ったり倒れたりして居る。此は関家....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
山頂に登り、近くは斗満※別に出でたるに、土人小屋あり、一人の住する無きも、傍らに
熊送りの為め熊頭を木に刺して久しく晒したるを以て白色となれる数個を見たり。珍らし....
「奥羽地方のシシ踊りと鹿供養」より 著者:喜田貞吉
観は、熊を生贄として神を祭るに似ているけれども、アイヌの解するところでは、それは
熊送りというべきもので、平素彼らの食料となる熊を優遇し、これを神の国に送り返すの....