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「熙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

熙の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
笑して点頭せん。 女仙外史一百回は、清の逸田叟、呂熊、字は文兆の著すところ、康四十年に意を起して、四十三年秋に至りて業を卒る。其の書の体たるや、水滸伝平妖伝....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
、これも国もとの海岸防禦を名目に、わずか数日の滞在で帰ってしまったという。近衛忠は潜み、中川宮(青蓮院)も隠れた。 香蔵は美濃中津川の問屋に、半蔵は木曾馬籠....
十二支考」より 著者:南方熊楠
偶談』二六に、〈釈典に三必死あり、いわく人の老病、竹の結実、騾の懐胎、しかるに康《こうき》某年、旗下人の家に、騾ありて子を生みついに恙《つつが》なし〉。騾の牝....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
に※ぎ口から絶えず乳を滴らす無花果、蜜柑、紅玉のような柿。――支那花鳥画の名手徐の孫で、花卉を描くのに初めて没骨法を用いたというので知られている徐崇嗣は、豊熟....
蓮花図」より 著者:宮本百合子
志賀直哉氏編、座右宝の中に、除の作と伝えられている蓮花図がある。蓮池に白鷺が遊んでいるところを描いたものだが....
涼亭」より 著者:田中貢太郎
り、後には屋根越しに緑葉の間から所どころ石の現われている丘が見えている。それは康年間の某夏の午後のことである。涼亭には蒲留仙が腰をかけて、長い煙管をくわえなが....
辞書」より 著者:折口信夫
ちばん考えるべきことは、漢字の辞書のできた理由である。考えればやさしいことで、康字典を翻訳すればよい。用例もすててしまって、日本語の翻訳を加える。康字典のは....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
蔵の正確な概念を得ることなどできる訳のものではなかった。身につくものといえば、康五十三年版「官板西彊四大部図」を謄写した手製の西蔵地図、光緒二年に北京で出版さ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、日本の模範英和辞典にも Mars の訳に※惑、火星とあります。それで※の字を康字典《こうきじてん》で見ますと※のところに、※惑、星名………察剛気以処、※惑亦....
つゆのあとさき」より 著者:永井荷風
付けてあるが、それも雨に汚れて明《あきらか》には読み得ない。小説家清岡進の老父|《あきら》の隠宅である。 初夏の日かげは真直《まっすぐ》に門内なる栗や楝《お....