熟柿臭い[語句情報] » 熟柿臭い

「熟柿臭い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

熟柿臭いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
い付けてないらしく引き剥がした痕跡もない。外套、上衣とも襟の処には葉巻の芳香と、熟柿臭い臭気とが沁み込んでプンプンと匂っている。帯革は締めず。青い革のズボン吊り....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
の頭をコスリ上げた。しかも非人同様の姿ながら恐れ気もないその態度と、プンプンする熟柿臭い異臭が、いかにも不快な感じを与えたらしい。松倉十内は一層威儀を正しながら....
小説 円朝」より 著者:正岡容
親指と人指指とを丸めて猪口の形をこしらえ、ニヤリ口のところへ持っていって見せると熟柿臭い呼吸を吐きちらしながら国芳、芳年芳幾の二人を促がしてまたフラフラとでてい....