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「熟談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

熟談の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
に地所の買入れの周旋が相当進んでいるらしい。しかし、今晩は、そういうことの取引を熟談するために、この船をよそおうて湖へ出たのではないらしい。そうかといって、今晩....
源氏物語」より 著者:紫式部
将のいる右近衛のほうの長官であったから、始終この人を呼んで玉鬘との縁組みについて熟談していた。内大臣へも希望を取り次いでもらっていたのである。人物もりっぱであっ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
葺の茶堂で居ながらに取っていた。そして高氏と酒くみ交わしながら、いよいよ、機密な熟談に入っていた。 ――もう暮色が降りていたのに、内からは、灯を求める声もしな....
黒田如水」より 著者:吉川英治
の一浪人に等しい姿で、約一ヵ月を駆け歩いた。 尼子勝久にも会い、鹿之介幸盛とも熟談した。また但馬、伯耆、播磨に散在している旧赤松一族の庶流を訪ね歩いて、 (天....