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熟路
「熟路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熟路の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「二人の友」より 著者:森鴎外
は平凡な徼幸者《ぎょうこうしゃ》である。そう云う徼幸者を遇する道は、私のためには
熟路である。私はこの
熟路を行くに、奇蹟たる他の一面を顧慮して、多少の手加減をすれ....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
は云い出した。百草園は府中から遠くないと聞いて居る。府中まではざッと四里、これは
熟路である。時計を見れば十一時、ちと晩いかも知れぬが、然し夏の日永の折だ、行こう....