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熱帯魚
「熱帯魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熱帯魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
、さらにいっそうさびしい想いがするのである。(昭和八年四月、渋柿) 三越新館に
熱帯魚の展覧会があった。水を入れたガラス函がいくつも並んでいる。底に少しばかり砂....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
で脈を取って見た。それから瞼を開いて太陽の光線を流れ込まして見ると、茶色の眼玉を
熱帯魚みたいにギョロギョロさしている。たしかに、まだ生きている事がわかったので今....
「試験管」より 著者:寺田寅彦
日本である。そんな事を話しながら一九三三年の銀座を歩くのであった。 三
熱帯魚(その一) 百貨店の花卉部に
熱帯魚を養ったガラス張りの水槽が並んでいる。....
「破片」より 著者:寺田寅彦
電気局に建言したらどうかと思ってみたのであった。 十 このごろ、
熱帯魚を売る店先を通るときはたいていいつでも五分や十分は立ち止まって種々な種類の....
「虎狩」より 著者:中島敦
うのだ。その日の放課後私達は本町通りの三越に寄った。それは恐らく、日本で最も早い
熱帯魚の紹介だったろう。三階の陳列場の囲いの中にはいると、周囲の窓際に、ずっと水....
「南画を描く話」より 著者:中谷宇吉郎
巧く出来たものもあるし、むずかしくて急にはどうにもならないものもあった。それでも
熱帯魚のグピーだの、コスモスだの、雑草の図だのというものは、どうやら絵になったら....