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熱血漢
「熱血漢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
熱血漢の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「李陵」より 著者:中島敦
泰山《たいざん》に登って天を祭ったとき、たまたま周南《しゅうなん》で病床にあった
熱血漢《ねっけつかん》司馬談《しばたん》は、天子始めて漢家の封《ほう》を建つるめ....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
人引っ抱えたまま、着のみ着のままで故郷を飛出して爆弾漁業者の群に飛び込んだという
熱血漢だ。 ところがこの友吉という親仁が、持って生れた利かぬ気の上に、一種の鋭....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
学博士児玉法学士か。はははは、これはいい。よし、僕はきっとそれになってみせるぞ」
熱血漢の児玉法学士は、いよいよ顔を赤くして笑った。しかし、さすがの児玉法学士も、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あったのだ、彼等は事情やみ難く幕府のために働くとは言い条、彼等の中には勤王攘夷の
熱血漢もあれば、立身の梯子として組を利用しているものもある、天下の壬生浪人として....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ヶ月で、海外学校にウルスス君を中心として事件が起った。何しろ羅馬法王と争うほどの
熱血漢ウルススのことで、たちまち血気の学生の共鳴するところとなり、一にも和田、二....
「竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
摺連は自分たちが推称する女王のかかる席へは、道を遠しとせず出かける。雨も、雪も、
熱血漢の血を冷すには足りない。懐《ふところ》のさびしいのは隊を組んで歩いて廻る。....