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「燕巣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

燕巣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山吹の花」より 著者:豊島与志雄
半面を黒雲が蔽うこともあった。湖畔に出て様子を窺ったが、いつも当が外れた。黒雲は燕巣山の方面から四郎岳の方面にかけて屯していたが、風は反対の方から吹き、徐々に晴....
河豚食わぬ非常識」より 著者:北大路魯山人
やそうめんのうまさ、すっぽんや山椒魚のうまさ、若狭の一と塩、石狩の新巻、あるいは燕巣、あるいは銀耳、鵞鳥の肝、キャビア、まあそんなもののうまさに似た程度のうまさ....
このたび大阪」より 著者:古川緑波
で食うよ」。二十一日 ハネ後、K氏邸へ招待され、集英楼の中華料理を御馳走になる。燕巣にはじまる此の一コース、頗るよかった。二十四日 酔後、南のすし屋小政へ。ここ....
海にふぐ山にわらび」より 著者:北大路魯山人
山にわらび、この二つ、実に日本の最高美食としての好一対であろう。中国でやかましい燕巣の料理、すなわち、海燕の巣なるものも、日本のところてんを水に浸したようなもの....
秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
した細沙と粘土との露出地である為に、この驚く可き霜柱を生じたものと想われる。近い燕巣山は赤倉岳と下津川山との間に其尖頂を突き入れ、東面に懸る菱形の大きなガレが著....