»
燻らせ
「燻らせ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
燻らせの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「書記官」より 著者:川上眉山
やすべきこの後の日数に、心慰みの一つにても多かれ。美しき獲物ぞ。とのどかに葉巻を
燻らせながら、しばらくして、資産家もまた妙ならずや。あわれこの時を失わじ。と独り....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
が深く垂れ下っていた。ニサン十三夜の朧月は、棕樹、橄欖、無花果の木々を、銀鼠色に
燻らせていた。 肉柱の香、沈丁の香、空気は匂いに充たされていた。 十三人は歩....
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
ぐことが出来る。次に此処に竹藪がある。これが又非常に重大な武器だ。ひっ削いで火に
燻らせ、油壺の中へザンブリと入れたら、それで百本でも二百本でも、急拵えの竹槍が出....
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
数が七本ある。余は涙の出るほど有難い、早速受け取って、一本の葉巻|莨《たばこ》を
燻らせたが、是でも蘇生の想いがある、ナニ空腹も大した苦痛ではない。
余は何か返....
「地上」より 著者:島田清次郎
れる賎俗な社会の力に対する、潜める全身的な憤怒を感じた。そして、この激烈な感情を
燻らせつつも独立を全うしない未能力者の彼は、苦しい日々の生活を迎えねばならなかっ....