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爆ぜる
「爆ぜる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爆ぜるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
れを※ぎとったところで、どうせ長もちはしないに極っているが、手のひらのなかで苞の
爆ぜるのを感じるのは、ちょっとくすぐったいもので、蟋蟀のように刺だらけの脛で、肌....
「小公女」より 著者:菊池寛
エラはこの夢から覚めまいと思って、一生懸命眼をつぶっていましたが、ぱちぱちと火の
爆ぜる音を聞くと、眼をあけずにはいられませんでした。眼を開けて見て、セエラはまだ....
「決闘」より 著者:神西清
ばかりの長い雷鳴がそれにつづいた。はじめは陰にこもった鈍い響きであったが、やがて
爆ぜるような轟きに変って、窓のガラスがびりびり鳴るほどの烈しさになった。ラエーフ....
「女心拾遺」より 著者:矢田津世子
おつねさんへ抱いたと同じ感情が、おしもへ向っていく。ただ、あの時に較べて今の方が
爆ぜるような気力でおしもを視ているのが、自分ながら不思議なことであった。 ....