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爪甲
「爪甲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爪甲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
でなければプロ亀」 「江戸川乱歩か」 「大下|宇陀児《うだる》か」 「ただし加賀
爪甲斐守ではないか」 「坂部三十郎とも思われない……」 自分らのせっかくの風流....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
なんだ」 「昔、江戸では端唄《はうた》がございました、夜更けて通るは何者ぞ、加賀
爪甲斐《かがづめかい》か、盗賊か、さては阪部《さかべ》の三十か、という唄が昔ござ....
「二人町奴」より 著者:国枝史郎
の連中がよ、どうかというに、近来益々のさばり居る」 「夜ふけて通るは何者ぞ、加賀
爪甲斐か泥棒か、さては坂部の三十か……江戸の人達は唄にまで作り、恐れおびえている....
「妖怪学」より 著者:井上円了
抹して文字をして不明ならしめ、これを握ること暫時にしてその手をひらき見れば、その
爪甲より毛ようのごとき白繊維のもの続々出ずるなり。これ、虫気の小児にありてしかる....