爪立てる[語句情報] » 爪立てる

「爪立てる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

爪立てるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
郊外」より 著者:国木田独歩
冴えに冴え、まるで秋かとも思われるよう。庭木の影がはっきりと地に印している。足を爪立てるようにして中二階の前の生垣のそばまで来て、垣根|越しに上を見あげた。二階....
次郎物語」より 著者:下村湖人
とで兄弟が睦じくなんかなれるものか、思う。 彼は出来るだけ頭を真っ直にし、足を爪立てるようにして歩くことにつとめた。そして、硝子戸のある家の前を通る時には、い....