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爪繰る
「爪繰る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
手の動くに連れて、指環の玉の、幾つか連ってキラキラ人の眼を射るのは、水晶の珠数を
爪繰るに似て、非ず、浮世は今を盛の色。艶麗な女俳優が、子役を連れているような。年....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
向有難味も薄うなる勘定だが、案外に江戸ッ児は正直なところもあって、堂に詣って数珠
爪繰る時には、一通りの敬虔と尊崇と帰依とを有し、南無妙法蓮華経の唱名も殊勝である....