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爵禄
「爵禄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爵禄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
》あるべし。愛人も汝を棄つべし。富貴《ふっき》は固《もと》より頼みがたかるべし。
爵禄《しゃくろく》は一朝《いっちょう》にして失うべし。汝の頭中に秘蔵する学問には....
「野分」より 著者:夏目漱石
《こつこつ》たるは、衣食のためではない、名聞《みょうもん》のためではない、ないし
爵禄財宝《しゃくろくざいほう》のためではない。微《かす》かなる墨痕《ぼっこん》の....
「三国志」より 著者:吉川英治
陣中に訪れて、 「無用な乱は、よい加減にやめてはどうです。君も国家の上将として、
爵禄を極め、何不足もないはずなのに」と、いった。 李※は、嘲笑って、 「君は、....
「三国志」より 著者:吉川英治
前、袁紹に仕えて、なお生きている身なのに、旧主の遺子を追う戦陣の道案内に立って、
爵禄を頂戴するなど、義において忍びません」というのである。 「苦衷。もっともなこ....