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爻
「爻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爻の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇怪な再会」より 著者:芥川竜之介
》が、始めて筮《ぜい》に代えて行ったとある。御承知でもあろうが、筮と云う物は、一
爻《いっこう》に三変の次第があり、一卦《いっけ》に十八変の法があるから、容易に吉....
「運命」より 著者:幸田露伴
古 の君子、 命に安んずるを 乃ち賢と為す。 苦節は貞くす可からずの一句、易の
爻辞の節の上六に、苦節、貞くすれば凶なり、とあるに本づくと雖も、口気おのずから是....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
ともすることを得なかった。 抽斎は自ら戒め人を戒むるに、しばしば沢山咸の「九四
爻」を引いていった。学者は仔細に「憧憧往来、朋従爾思」という文を味うべきである。....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
せむとせしが、該自動車は皆|開閉鍵を持去りあり。且つ騎馬巡査と警官、新聞記者|混
爻のオートバイと自動車の一隊が早くも逐い迫り来れるを見るや彼等二十余名はこれに猛....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
る。師克とは、父の実名が同人で易の同人卦からとったので、同じ卦の大師克相遇という
爻の詞を採ったということであった。 元服をすると、最初若い者の仲間に遇えば『お....
「ねじくり博士」より 著者:幸田露伴
栄枯盛衰も螺旋的にぐるぐるまわッているのだよ。易なんぞというものは感心な奴で、初
爻と上
爻とが首尾相呼んでぐるぐるとデングリカエシをやッて螺線を描いて六十四|卦だ....
「三国志」より 著者:吉川英治
のはなしを聞いていた。彼の几の上には、いまたてた易占の算木が、吉か凶か、卦面の変
爻を示していた。 呂範はひとまず客館へ退がり、玄徳の返辞を待つこととした。 ....