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爾り
「爾り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
爾りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
気障なやり口も浮世を知らぬ山の娘にはかえって頼もしく思われるらしい。で、彼女は莞
爾りした。 「あの、そうしてあなたのお家も、お江戸にあるのでございましょうねえ?....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
る。今や製本成り、紀念として之を座右に謹呈するに当たり、この由来の一端を記すこと
爾り。 淺野正恭 霊界通信――即ち霊媒の口を通じ或は手を通じて霊界居住者が現界....
「雁」より 著者:森鴎外
足りないじゃないか」 「僕もそう思う。只資格を拵えると云うだけだ。俗に随って聊復
爾りだ」 「支度はどうだい。随分慌ただしい旅立になりそうだが」 「なに。僕はこの....