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「爾雅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

爾雅の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
。川柳に「三たび口説《くど》いて聴かれず身|退《ひ》く振られ客」とあるごとし、『爾雅』に虎の浅毛なるを山※《さんみょう》、白いのを※《かん》、黒きを※《いく》、....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
斎の愛する所で、自ら剪刀を把って植木の苅込をした。木の中では御柳を好んだ。即ち『爾雅』に載せてある※柳である。これに反して柳原書屋の名は、お玉が池の家が柳原に近....
十二支考」より 著者:南方熊楠
尊称だそうだから、ミヅチは蛇の主の義ちょうど支那で蟒《うわばみ》を王蛇と呼ぶ(『爾雅』)と同例だろう。さてグベルナチスが動物伝説のもっとも広く行き渡ったは蛇話だ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
はアラビヤに馬に関する名目多いと述べたが、支那人も古くから随分馬に注意したは、『爾雅』を始め字書類を見て判る。前足皆白い馬を※《けい》、後足皆白きを※《く》、前....
十二支考」より 著者:南方熊楠
びざる》という物の標品がただ一つ支那から大英博物館に届きしを見て、すなわちその『爾雅《じが》』にいわゆる※たるを考証し、一文を出した始末は大正四年御即位の節『日....
十二支考」より 著者:南方熊楠
。この日(正月初めの亥の日)商売初めて市を開く云々」。漢土最古の字書といわるる『爾雅《じが》』に、豕《い》の子《こ》は猪とあり。『本草綱目』にも豕の子を猪といい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
走る体《てい》が犬猫牛馬よりもトカゲ、ヤモリなどに近いからの事で、支那には古く『爾雅』に毛を被った点から獣としてあれど、歴代の本草《ほんぞう》多くこれを虫魚の部....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
愛するためでなく、その他の若草と共に食用として摘んだものである。和名鈔の菫菜で、爾雅に、※嬬らし春野の菟芽子採みて煮らしも」(巻十・一八七九)という歌のように直....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
』巻之十、栗の文中には「※栗《ササグリ》サヽトハ小ナルヲ云小栗ナリ又シバクリト云爾雅ノ註ニ江東呼小栗為※栗|崔禹錫《さいうしゅく》食経ニハ杭子ト云ヘリ春ノ初山ヲ....