片割れ月[語句情報] » 片割れ月

「片割れ月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

片割れ月の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
岩魚」より 著者:佐藤垢石
老猿の後頭から首筋、背へかけての毛は金茶色に光っている。 さきほどから猿は、片割れ月のかげを浮かべた淵の面を、丸い大きな眼で覗き込んでいる。しばらくすると、....
墓場」より 著者:西尾正
虚な未知の墓場の中で、体を硬ばらせたまま聞きました。定かならぬ影が青ざめた呪いの片割れ月の下で踊っているのを見つめながら、――かの忌むべき、ひらかれた墓の内部の....