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片寝
「片寝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
片寝の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「誓之巻」より 著者:泉鏡花
か心細いでしょう。寝たっきりで、先月の二十日時分から寝返りさえ容易じゃなくッて、
片寝でねえ。耳にまで床ずれがしてますもの。夜が永いのに眠られないで悩むのですから....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
で、括り枕の上へ、こう鉄漿の口を開けて持出すと、もう寝返りも出来ないで、壁の方に
片寝でいたお母さんがね、麻の顱巻へ掛った黒髪がこぼれて横顔で振向いた。――目は今....