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片岩
「片岩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
片岩の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
ヶ岳から鎌尾根という山稜にかかる辺に、その岩石は洪水のように溢れている。それを破
片岩《デブリィ》(Debris)と称している。
雪のある地方より高く抜いた山は....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
落ちて砕けて、長い廻廊に足踏みもならぬほど、堆かく盛り上ったように、谷の中は、破
片岩が一杯で、おのずと甃石になっている、鱗がくっついているのかとおもう、赤くぬら....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
雨のように滋く落ちて、縮めた首筋から脊中へかけてびっしょり濡れる。ゴトゴト軋む破
片岩の長い階段を越えて河原に立つと、正面に眉を圧して猫又谷の大雪渓が、奔騰する雲....