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「片戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

片戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
。戸の合わせ目へ耳をあて、家内の様子を窺った。無住の寺のように寂しかった。試みに片戸を引いてみた。意外にも、スルリと横へ開いた。「これは」と弓之助は吃驚した。「....
春泥」より 著者:久保田万太郎
たとき、今更のようにかれは閾の高いのを感じた。なぜなら降るからそうしたに違いない片戸ざし。……格子に半分雨戸を入れた門口のさまが、そう思ってみるせいか、主人のい....