片桐且元[語句情報] » 片桐且元

「片桐且元〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

片桐且元の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真田幸村」より 著者:菊池寛
ているなど会心の事ではないか。なお、これは余談だが、大阪方についた譜代の臣の中で片桐且元など殊にいけない。 坪内逍遙博士の『桐一葉』など見ると、且元という人物....
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
抜けた知恵者で、一面権謀術数に富み、一面仁慈寛大であった。加藤清正や福島正則や、片桐且元というような人さえ、幸蔵主には恩顧を蒙り、一目も二目も置いていた。秀吉さ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
したのは、世間の注意をひくに値したものである。 「桐一葉」の主なる役割は、我当の片桐且元、芝翫の淀の方、高麗蔵の木村重成、訥升の銀之丞などで、わたしは見物しない....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
皆この人に語られたるなり。 ○三月、東京座にて坪内博士の「桐一葉」を初演。我当の片桐且元、芝翫の淀の方、いずれも好評。 ○三月二十七日、市川権十郎死す、五十七歳....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
捕えた時には、その身付の衣服をも貰う権利を与えられていました。これは慶長十七年の片桐且元のお墨付がありまして、徳川時代になっても、確かにそれが元禄頃まで実行され....
エタと非人と普通人」より 著者:喜田貞吉
あるが、その当時もエタの様に疎外されていたとは思われぬ。しかも彼らは慶長十七年に片桐且元のお墨付を頂戴して、町方なり、湯屋・風呂屋・傾城屋などの営業者なりから、....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
して、地方の警察事務に従事していたのである。これに対して慶長十七年に、大坂の奉行片桐且元から、その報酬すなわち扶持を規定した文書を与えられている。これによると、....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
言わねばならぬ。 夙の者が都邑の警固に任じ、捕吏を職とし、雑役に任じたことは、片桐且元の兵庫の夙に関する文書(三巻四号五二頁「鹿鳴随筆」所収)以下、その証拠が....