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「片食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

片食の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
狂人日記」より 著者:井上紅梅
、親に食わせるのが好き人というべきだ。母もそうしちゃいけないとは言わなかった。一片食えばだんだんどっさり食うものだ。けれどあの日の泣き方は今想い出しても、人の悲....
人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
たかと見えたが、そのじつ為十郎となって、未だに生きていたのだ。 と云うのは、阿片食も病い膏肓に入ると、昇汞を混ぜなければ、陶酔ができなくなる。だから、そこへ昇....
前記天満焼」より 著者:国枝史郎
この人をね!」 それから自分を指さした。 「教えてあげよう、妾の名をね! 『阿片食い』のお妻だよ!」 またヒョロヒョロと歩き出し、部屋をグルグル廻り出した。....
死の接吻」より 著者:小酒井不木
げて牛肉の上に、而も大量にふりかけた。そうしていかにも美味しそうに食べた。二片三片食べたとき、京助は腹の痛そうな顔をして眉をしかめたので、静也ははっと思ったが、....
世間師」より 著者:小栗風葉
ったような物を種にして、大阪風の切鮨を売っている。一銭に四|片というのを、私は六片食って、何の足しにということはなしに二銭銅貨で五厘の剰銭を取った。そんなものの....