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鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
して入口の蔭から、第三十九号室の有様を、瞬きもせず、注視していた。 「これは、水牛仏が、桃盗人を叩き斬ったところですよ。はははは」 案内役は、とってつけたよう....