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牛飲馬食
「牛飲馬食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
牛飲馬食の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
出て来ないほど、船が、凄《すさ》まじくロオリングするなか、ぼくは盛《さか》んに、
牛飲馬食、二番の虎《とら》さんや、水泳の安《やす》さんなんかと一緒《いっしょ》に....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
った餅菓子が出た。それを食ってしまうと、こんどはちょっとした肴に酒が出た。本当の
牛飲馬食だ。もともとあまり酒は飲めない僕も、みんなの勢いに駆られて、多少の盃を重....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ズム式道徳にまで高められるのである。カフェーに特有なこの享楽主義を唯物論(?)(
牛飲馬食獣欲主義)の一種と見るならば、この道徳は更に哲学的基礎づけにまでさえ高め....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
して、東洋は精神的な霊による活動をするという対立である。西洋は物質主義(唯物論=
牛飲馬食主義)だが東洋は精神主義だというわけである。之が東洋の「現実」である。
....
「ニューフェイス」より 著者:坂口安吾
で畳の上へはじかれて、のびている。ミゾオチにストレートをくらったのである。年来の
牛飲馬食で、巨体のくせに胃のもろいこと話にならない。小娘の一撃だけでアッサリとノ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
たりいっぱいに並んでいた。眼まぐるしく飛ぶは盃で、無茶苦茶に動くのは箸であった。
牛飲馬食という言葉は、彼らのために出来ているようだ。 「どうやら最近赤格子めは、....