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「牟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

牟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
俊寛」より 著者:芥川竜之介
くおくしゅじょういんどう》の能化《のうげ》、南無大慈大悲《なむだいじだいひ》釈迦尼如来《しゃかむににょらい》も、三十二|相《そう》八十|種好《しゅこう》の御姿....
馬の脚」より 著者:芥川竜之介
て易《い》につくのは常に天下の公道である。この公道を代表する「順天時報」の主筆|多口氏《むだぐちし》は半三郎の失踪した翌日、その椽大《てんだい》の筆を揮《ふる....
藪の中」より 著者:芥川竜之介
中でございます。あの男は馬に乗った女と一しょに、関山の方へ歩いて参りました。女は子《むし》を垂れて居りましたから、顔はわたしにはわかりません。見えたのはただ萩....
城のある町にて」より 著者:梶井基次郎
この家へ嫁いで来てから、病気で寝たのはこれで二度目だと姉が言った。 「一度は北|婁《ムロ》で」 「あの時は弱ったな。近所に氷がありませいでなあ、夜中の二時頃、....
富士」より 著者:岡本かの子
しじみがい》。中にははるばる西北の山奥でとれたのをまた貰いに貰って来たといって、射佐妣《むささび》という鳥だか、獣だか判らないものをお珍らしかろうと贈りに来た....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
郎 ◯畑俊六、秦彦三郎、佐藤賢了、河辺正三、中村修人、西尾寿造、島田駿、後宮淳、田口廉也、石田乙五郎、上砂政七、木下栄市、納見敏市、大野広一、高地茂朝、小村順....
自叙伝」より 著者:大杉栄
を抱かせた。そしてまた僕は、海老名弾正の『基督伝』や何とかいう仏教の博士の『釈迦尼』の、キリスト教および仏教の起源のところを読んで、やはりトルストイの言うよう....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
られた液体|琥珀の中に、その道の心得ある人は、孔子の心よき沈黙、老子の奇警、釈迦尼の天上の香にさえ触れることができる。 おのれに存する偉大なるものの小を感ず....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ら石に化してしまった。 ひとりの僧は無事に山を出て、ここはどこだと人に訊くと、平の海浜であるといわれた。 異石 帝|堯の時に、五つの星が天から落ちた....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
を命じた。竹千代即ち、後年の徳川家康である。竹千代不遇であって、始めは、渥美郡|呂村千石の地しか与えられず、家臣を充分に養う事にさえ苦しんだ。鳥居伊賀守忠吉は....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
る。 相摸国足柄上郡三久留部氏は、元来|三廻部名に居た為に称した家名で、又|釈迦尼仏とも書いて、訓は地名・家名の通りである。恐らくその地にあった仏堂の本尊の名....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
こう決めて外国行にもまず金を調えてから行くとするのである。しかるにわが本師|釈迦尼仏は我の教うる戒法を持つ者は、何処に行くとても凍餓の為に死すということはない....
古事記」より 著者:太安万侶
比韋《いちひい》の臣・大坂の臣・阿那の臣・多紀《たき》の臣・羽栗の臣・知多の臣・耶《むざ》の臣・都怒《つの》山の臣・伊勢の飯高の君・壹師の君・近つ淡海の國の造....
特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
が、「妻子珍宝及王位、臨命終時不随者」と観ぜられて、太子の尊き位を遜れ給うた釈迦尼世尊には、宏壮なる殿堂に住み、金襴の法衣を纏うが如きはその本意でなかったに相....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
せられたが、此の破戒の僧も方広経読誦の功徳の為に、不思議に生命が助かつた。 紀伊婁郡の出身で婁の沙弥と言はれたものは、鬢髪を剃除し袈裟を着けながら、而も俗に....