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物は考えよう
「物は考えよう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
物は考えようの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
って、みんながいつのまにかそんなあだ名をつけたんでございますよ」 「いかさまな、
物は考えようじゃな。では、あとの一つの希代なわざじゃが、それはどんな隠し芸じゃ」....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
しさを吹き込むという効果を持ったであろうという事には少しの疑いはない。 しかし
物は考えようである。私はこの百余台の飛行機の示威運動を病床からながめながら、もし....
「地図にない街」より 著者:橋本五郎
ば、それは俺が食うもの、着るもの、それから寝るところだってあの通り汚いが、なあに
物は考えようさ。俺はただ気ままに、食ったり寝たり遊んだり、ごらんのような工合で面....
「靄の彼方」より 著者:上村松園
たら、こんな幸福なことはなかろうと思うのですが、仕事がゆるしてくれません。しかし
物は考えようで、制作すべきものが、きれいに一段落ついてこれでオシマイとなったら、....
「鈴が通る」より 著者:三好十郎
に、久作の阿呆が、からっきし、夢枕にも立ちやがらねえ。 農夫 久作の事は言うな。
物は考えようだ。荒木じゃ米の供出では、鷲山で一、二の成績で、それもあの婆さまがし....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
必要です。その気持ちからどんなに病人の慎ましさや家族愛が生れることでしょう。 「
物は考えよう」と世間のことわざにもいいます。まして生命の不思議は心の持ち方で必ず....