物干し竿[語句情報] » 物干し竿

「物干し竿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

物干し竿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドモ又の死」より 著者:有島武郎
きたらずいぶんかわいがるでしょうね、そうしてお子さんもたくさんできるわ。そうして物干し竿におしめがにぎやかに並びますわ。青島さんは花田さんといっしょに会をやって....
田舎教師」より 著者:田山花袋
きりにそれを選り分けている。反物を入れる大きな戸棚も見える。 前の広庭には高い物干し竿が幾列びにも順序よく並んでいて、朝から紺糸がずらりとそこに干しつらねられ....
簔虫と蜘蛛」より 著者:寺田寅彦
この簔虫を駆除しておく必要を感じて来た。 たぶんだめだろうとは思ったが、試みに物干し竿の長いのを持って来て、たたき落とし、はね落とそうとした。しかしやっぱり無....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
少し外にある七階建ての人家の屋根上になっていた。蒲団は斜めに置かれ、下部は二本の物干し竿《ざお》に掛け、上部は二本の綱でつるしてあった。綱は屋根部屋の窓縁に打ち....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
は花ざかりだし、わしが生半可、風流を解する男だけに、干し場に困ったよ。お通さん、物干し竿あるか」 お通は、顔を紅らめて、 「ま……沢庵さん、あなた、裸になって....