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「物徂徠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

物徂徠の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
光りのある古錦襴《こきんらん》に、装幀《そうてい》の工夫《くふう》を籠《こ》めた物徂徠《ぶっそらい》の大幅《たいふく》である。絹地ではないが、多少の時代がついて....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
て、刑法の通則を名例律の中に置いたから、法例という題号は久しく絶えたのであった。物徂徠《ぶつそらい》は、その著「明律国字解」において、刑名律を刑名・法例の二編に....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
とその実体との変遷を述べ、次いでこれを頼山陽の「勢」と「人」との関係について、又物徂徠や太宰春台の学問観について、説明している中々面白い読物だ。科学を肯定的な意....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
ット、アダム・スミスの学識を想像すれば、海外に豊太閤《ほうたいこう》なきに非ず、物徂徠《ぶつそらい》も誠に東海の一小先生のみ。わずかに地理歴史の初歩を読むも、そ....
古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
るいは嵯峨天皇のごとき、あるいはずっと降りまして三藐院、近衛公。徳川時代になって物徂徠、あるいは良寛禅師とか、それからもっともよい字を書いたのは大徳寺の高僧たち....
濹東綺譚」より 著者:永井荷風
に用いられるようになったが、柳北の死後に至って、いつともなく見馴れぬ字となった。物徂徠は墨田川を澄江となしていたように思っている。天明の頃には墨田堤を葛坡《かつ....