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物欲しい
「物欲しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
物欲しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
に刎ねる、へへ。……さて、騒ぐまい、今がはそで無い。そうでは無いげじゃ。どの玩弄
物欲しい、と私が問うたでの、前へ悦喜の雀躍じゃ、……這奴等、騒ぐまい、まだ早い。....
「山の手の子」より 著者:水上滝太郎
た。一|時《とき》として静まらぬ海の不思議がすでに子供心を奪ってしまったので私は
物欲しい心持を知らずに過ぎた。けれども海岸の防風林にもつれない風が日に日に吹きつ....
「妾宅」より 著者:永井荷風
やかな場所へ意気揚々と出しゃばるのは、自分なぞが先に立ってやらずとも、成功主義の
物欲しい世の中には、そういう処へ出しゃばって歯の浮くような事をいいたがる連中が、....