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「物無し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

物無しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
多くなって、なるほどこいつは能書通りうまいわいということになると……名物にうまい物無しというが、この吉野村の梅ばかりは格別だ、あの辺は俗に青梅在といって、梅を名....
河童小僧」より 著者:岡本綺堂
士があった、この男、剣術柔術が得意で、随って気象も逞しい人物で、凡そ世の中に怖い物無しと誇っていたが、或時測らず一種の妖怪に出逢って、なるほど世には不思議もある....
山の人生」より 著者:柳田国男
るという説は行われた。『本朝故事因縁集』には、「海尊|遁げ去りて富士山に入る。食物無し、石の上に飴の如き物多し、之を取りて食してより又飢うること無く、三百年の久....