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物証
「物証〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
物証の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雛妓」より 著者:岡本かの子
の親族席を見廻す。そしてわたくしは茲にも表現されずして鬱屈している一族の家霊を実
物証明によって見出すのであった。 北は東京近郊の板橋かけて、南は相模厚木辺まで....
「その人の四年間」より 著者:宮本百合子
てそこにたぐまっているわたしを見て笑った。わたしも笑って、いいことよ。わたしが実
物証明をしてあげるから、あなたの小説が書けなかったわけは、これだけかさばった証明....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ないだろう。――林檎《りんご》窃盗の件はすぐに済むだろう。――後《あと》はただ人
物証明の問題だけだ。――四、五人の証人の陳述があり、弁護士が口をきく余地は少ない....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
は、とうとう、一角の姿を見出さなかった。 江戸らしい。どうしても。 あらゆる
物証からも、六感からも、丈八はそう教えられて、日ごとに、江戸中を探していた。 ....